こだわりって選んだ家具が海を越えるために…

“気軽にできる貿易”をテーマに必要な書類・手続き、知っておくべき用語などを紹介していきます。

突然ですが、ウェグナーのイスやポール・ヘニングセンの照明器具が欲しいという方や、家具はヴィクトリアン調かロココ調などで揃えたいと思ってらっしゃる方でamzon、ebayなどのECサイトで探してなかった…という経験はあるのではないでしょうか?
個人で輸入するという選択肢は、ECサイトに頼らずとも海外の家具販売店のサイトから買うことを可能にしますし、物によっては日本のサイトで見かけた値段の半分で買うこともできるようです。
今回は、海外で作った家具を日本で販売している荷主の方や、すでに輸入家具を販売しているという方はもちろん、「ECサイトでは見つからなかった家具を海外で見かけて、買いたいけれど輸送が心配」という方に向けて家具の輸入の方法をご紹介します。
家具の輸入はご想像より簡単だと思います。輸入する家具がお決まりになったら、ぜひShippioにお声掛けください。その輸送をしっかりとサポートさせて頂きます!

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家具輸入の通関、関税

輸入の概要についてはこちらの記事をご覧ください。
少しでも費用を抑えたいなら、輸入申告をご自身で行うことも一つの方法です。
しかしながら、煩雑な手続きに加え、輸入後の配送まで手配する手間を省くなら、通関業者やフォワーダーに依頼することをオススメします。

[ご自身で通関をする場合]
自分で輸入申告するときは、確認事項が多いので注意しましょう。

まずアライバルノーティスに記載している搬入場所を調べ、輸入の税関検査後の配送を手配しましょう。手配する際は、保税蔵置場、荷物の重さと容積、荷物の内容、届け先などを伝えます。搬入場所によって輸入申告する税関が異なります。もし、わからなければ保税蔵置場の名前またはコードを税関に伝えて聞きましょう。

次に、輸入書類を用意して輸入申告しましょう。申告をするときに、商品がどういう外観やサイズかが分かれるように、家具が掲載されているウェブサイトや写真を提出するのもいいと思います。しかし個人で初めて輸入申告する人はほぼ確実に税関検査になります。税関検査は強制、検査にかかる費用は全て輸入者負担です。

また、インボイスなどは自分で輸出者に送ってもらうようにしましょう。多くの場合は輸出国を出港したときに送付されてきます。家具輸入の場合は別途用意しなくてはならない書類は、原則特にないので輸出者から送られてきた書類をそのまま税関に持ち込めば大丈夫です。もしご不安なら、直接輸入申告する税関にご確認ください。
税関でNACCSと呼ばれるシステムを利用し、輸入申告を行います。インボイスにある情報(輸入価格や個数、HSコード)などを入力します。
輸入許可がおり、関税や消費税の納付し輸入手続きは完了します。

[通関業者やフォワーダーに任せる場合]
通関業者やフォワーダーに任せる場合は、インボイス、パッキングリスト、B/Lなどの書類をデータで大丈夫なので送りましょう。引き渡し、輸入申告、検査、配送手配などすべて代行してくれます。ただし、Door to doorのサービスでも家の中まで運ぶには別途作業料がかかります。

[関税]
基本的に“家具”の関税はかからないことが多いです。一部の家具には関税はかかり、例えば革張りの“腰掛け”は4%前後の関税がかかります。輸入関税の免税範囲などはこちらの記事(輸入の関税を抑えられたら…)をご覧ください。

[家具輸入の注意点(コスト)]

コストは商品代金、輸送費、関税、手数料、消費税などが挙げられます。
ここでは、商品代金の支払いと輸送費について取り上げます。

[商品代金の支払い]

商品代金については、初めての海外取引であれば容易にクレジットカードを使うのは避けるというのが定石で、「ペイパル」などを利用するのが一般的です。また為替の変動にも注意しましょう。相対的なものですが、円高の時に支払いを終える方が輸入するメリットが大きいです。銀行振込の場合も先払いか後払いかでトラブルになるケースもあります。買い求めやすさというのは確かに大切ではありますが、安さに釣られるとトラブルになることがありますのでご注意ください。

[輸送費]

輸送費は取引相手とどちらが負担するかを明確にしておきましょう。インコタームズはその費用負担の範囲を明確にしています。(インコタームズについてはこちらをどうぞ。)なので、インコタームズ一つでかかる費用が変わります。例えばEXWのとき、現地の輸送を手配しなければならず、輸送費は高くなりますが、その代わりこちら(輸入者)側のコントロールの下で輸送することができます。反対に、例えばCIFの場合、日本の港まで運賃・保険料を輸出側が負担してくれますが、その輸送は相手方の都合次第になります。加えて、海外の梱包は雑なことが多いようで、梱包にも注意した方がいいでしょう。
また、輸送方法でも費用は変わり、船で運ぶか、飛行機で運ぶかで輸送費は変わってきます。輸送に時間がかかっても、安さをとるなら船で運ぶのをお勧めします。

海上輸送の場合はFCL(フルコン)にするかLCL(混載)にするかなど
その輸送予定の貨物の大きさや重さ、急を要するのか否かなどで適した輸送手段は変わってきます。一度フォワーダーにご相談ください。

[家具輸入の注意点(材質)]

続いて材質についての注意点ですが、まず個人輸入の場合は特に、部屋の雰囲気に会うのはもちろんのこと部屋の出入り口から差し支えなく搬入できるかという点は忘れがちなポイントなのでご注意ください。

次に輸入する家具が木製であれば、素材がローズウッドやマホガニーなどのワシントン条約の規制対象である場合があります。ワシントン条約の規制対象となる動物や植物そのものだけでなく、対象の種が一部でも含まれていれば、新品か中古かを問わず、加工品であっても輸出入の際に手続きが必要です。また、ワシントン条約で規制されている家具を輸入する場合、輸出国の政府の発給する輸出許可書や、経済産業省が発給した輸入承認証等が必要です。
ワシントン条約の規制対象となるのか否かは、素材の学術名を事前に確認し、経済産業省の野生動植物貿易審査室で確認しましょう。もし、規制対象であった場合、附属書のいずれに該当するのかにより手続き(必要書類など)が異なります。それぞれの手続きについては下記 経済産業省ウェブサイトをご参照ください。

ローズウッドやマホガニーは附属書Ⅱの対象なので、それに対応するように輸入手続きをしていきます。詳しくは経済産業省のウェブサイトをご参照ください。

経済産業省「ワシントン条約関連貨物の輸入」
経済産業省「ワシントン条約対象貨物の輸出入に関するFAQ」

一方、ワシントン条約の規制対象外なのにもかかわらず税関で止まる場合があるそうです。その際は、現地の発行する原産地証明書またはインボイス等の通関書類に、学術名、動植物の由来などを記載することにより、条約規制対象外の貨物だということを説明しましょう。

ここまでで、海外から直接買うという選択肢が皆さんの中にできたのではないでしょうか?今やネットで世界中の家具を見ることができますし、JETROが世界の見本市・展示会情報のページで家具・インテリア用品の展示会を紹介しているので、そこで調べて足を運んでみるというのもいいと思います。イメージ通りの家具がきっとあるはずです。
ご自身の家具へのこだわり、Shippioが輸送面でサポートさせて頂きます!

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[reference]

ミプロ アメリカから木製家具を輸入
経済産業省 ワシントン条約対象貨物の輸出入に関するFAQ

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Photo by MINDY JACOBS on Unsplash