家具の輸出をシミュレーション!

”気軽にできる貿易”をテーマに、必要な書類・手続き、知っておくべき用語などを紹介していきます。

今回は、Shippioが家具の輸出を手がけた場合のイメージをご紹介致します。どのような輸送条件で運ぶのか、どういった料金がかかるのか、スケジュール感はどうなのか、などについて、より具体的な形で実感していただければ幸いです。なお、本記事で取り上げている案件はあくまで仮想のものであり、実際の条件や料金とは異なる場合があります。

私達Shippioは国際輸送を手配するフォワーダーです。もう輸送管理の煩雑な業務に煩わされることはありません。国際輸送の見積り、実際の輸送手配から支払いまでShippioのプラットフォームで一元管理できます。国際輸送に関するご相談はお気軽にShippioまで!

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家具輸出事例の概要

今回取り上げる案件は、以下のような設定となっています。

荷主様 :家具販売企業

貨物 :机(梱包前約60kg, 梱包後160kg)

ルート :日本→上海

インコタームズ :CIF

輸送方法 :LCL

所要日数 :約12日(荷主様の国内倉庫から中国港まで)

ある家具販売企業様の家具輸出の案件という設定です。インコタームズがCIFの場合だと、国内倉庫から上海港までの輸送を手配させていただくことになります(インコタームズについて解説した記事:『インコタームズにはくせがある?』。

具体的には、国内の荷主様倉庫から国内の港までの陸送(梱包を行うためにフォワーダーの倉庫を経由)、国内の港から上海港までの海上輸送、輸出通関などです。また、CIFでは海上運賃に加えて海上保険料も輸出者側が負担するため、保険の手配もShippioで行わせて頂きます(『浅い輸出も深く渡せ!?輸出する際の保険』)。

貨物重量は梱包後で約160kgで、LCL(1つのドライコンテナに複数の荷主の貨物と混載して運ぶ形)で輸入します(LCLとFCLについて解説した記事はこちら)。

国内の荷主様倉庫を出発してから上海港に到着するまでに要する時間は、12日ほどです。

家具輸出事例の料金

この案件で発生する料金は、以下のようになります。

国内費用は以下が含まれます。

  • 輸出通関料 : 税関での輸出通関を行う際の料金です。
  • 取扱手数料 : フォワーダが行う各種手配に対する料金です。
  • 貨物集荷料 : 国内の荷主様倉庫からフォワーダー倉庫までの陸送の料金です。
  • 梱包料      : 貨物をフォワーダー倉庫にて梱包する際の料金です。
  • 横持ち料 : フォワーダー倉庫から輸出港のCFSまでの陸送の料金です。
  • 保険料 : 海上保険の料金です。
  • 税関検査料 : 税関での検査料(実費)です。抜き打ちでの税関検査に当たらなかった場合には、この料金はかかりません。

海上費用は以下が含まれます。

  • 海上運賃   : LCLでの海上運賃です。このケースだと、3RT(Revenue Ton) 分の料金となります。
  • CFSチャージ : Container Freight Stationの使用料です。LCLでは、輸出港で貨物を    一度CFSに搬入し、CFSにおいて他の荷主の貨物と一緒にバンニング(コンテナに積み込むこと)を行います。輸入港でのデバンニング(コンテナから貨物を出すこと)も、コンテナをCFSに搬入して行います。3RT分の料金がかかります。
  • THC : Terminal Handling Charge(コンテナ取扱料金)です。コンテナターミナルでの作業に対する料金で、具体的には、コンテナヤード(CY)でのコンテナ管理作業や、CYから船上へコンテナを積み込む作業などが含まれます。
  • 緊急ドレージサーチャージ :CFSでバンニング後に、ドレージでコンテナをCYへ運ぶ際の料金です。
  • Documentation fee :船会社による各種貿易書類の作成料です。
  • B/L fee : 貨物の引取書類(Bill of Lading, 船荷証券)の発行料です。

実際に輸入する際にかかる費用の内訳をこうして見てみると、通関料や船の運賃だけでなく、実に様々な項目に対して細かく料金が発生しています。船や飛行機の運賃だけで貿易の費用が決まるというわけではないと言うことができます。

特に最近はコンテナを運ぶドレージが不足している状態が続いており、ドレージサーチャージと言う形でドレージに対する追加料金を徴収されるケースも増えてきています。

こうした料金の内訳を、見積もり段階からWeb上ですぐに確認できるという透明性も、弊社Shippioの強みの1つでもあります。

家具輸出事例の流れ

では、実際にこの案件はどのように進行していくのでしょうか。時系列で追っていきましょう。

上表が、実際に案件が進行していく流れになります。5/29輸出港発の船が、5/22 OPEN で5/26 CUT だとすると、この5日間の間にCYに貨物を搬入する必要があります。港の混雑により荷役が遅れたり、天候不順で運行に影響が出たり、ということもあり得るので、数日ほど余裕をもてるスケジュールだと安心です。
こうした貨物の動静管理は、ShippioのWebサービス上で、いつでもリアルタイムで確認することができます。

また、このケースでは、フォワーダー倉庫に一旦貨物を運び込み、梱包を行います。今回の貨物(机)ですと、それぞれビニールとダンボールで包装された天板や脚を、緩衝材とともにクレート梱包(すかし木箱梱包)で運ぶのが良いかと思われます。クレート梱包は一般に様々な貨物に広く用いられる梱包方法で、格子状に組み合わされた木の間から中身の確認を行えるので、在庫管理や税関検査の際に便利です。(詳しくは『実は奥が深い輸出梱包』をご覧ください!)

さらに、フォワーダー倉庫は多くの場合保税倉庫となっているため、梱包作業と合わせて輸出通関の手続きもここで行うことができます。輸出通関が済み次第、外国貨物扱いでフォワーダー倉庫からCFSまで運び込まれることになります。(『通関業務、だから手間がかかるのか!』)

Shippioを活用することで、輸送手配に留まらず、最適な梱包方法の提案とその手配、通関業務などを含め、貿易に必要なあらゆるサービスをワンストップで受けることができます!

なお、ShippioのWebサービスでは案件ごとに自動で書類ファイルが整理されるため、各種申請書類をやり取りする場合にも、書類管理の手間が少なくて済みます。

ここまで、弊社が家具の輸出案件を手がけた場合のイメージをご紹介してきました。具体的な例を見ることで、輸出にかかる料金やスケジュール感、Shippioの使用感などについてよりイメージして頂けたら幸いです。もちろんShippioには、家具以外にも様々な貨物を運んだ実績があり、あらゆるインコタームズに対応しています。輸出入を考えている方は、まずはお気軽にShippioにご相談ください!
(家具の輸入についての記事はこちら)


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Reference
Photo by Alexandra Gorn on Unsplash